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お知らせ

岸和田税務署長より着任のご挨拶

:2023年08月29日 会員向けお知らせ, 税務署からのお知らせ

着任のごあいさつ

 岸和田税務署長 

工藤 誠 

 晩夏の候、近畿税理士会岸和田支部の先生方におかれましては、益々御清祥のこととお慶び申し上げます。

 この度の定期人事異動により、東京国税局徴収部から、岸和田税務署長を拝命し、着任いたしました工藤でございます。

 前任の堀署長と同様に、御厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 藤原支部長様をはじめ、近畿税理士会岸和田支部の先生方におかれましては、これまで、確定申告期の年金相談会場への税務支援、電子申告、振替納税、ダイレクト納付、租税教室への講師派遣など、様々な事業に対して、積極的に取り組み、推進をしていただいておりますこと、この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。

 

 当地は、江戸時代中期から続く勇壮なことで全国的に有名な「だんじり祭り」をはじめ、「岸和田城」、「水間寺」、日本髪の髪結いに重用される伝統工芸品の「つげ櫛」など、歴史と伝統を誇る地域であり、加えて、豊かな自然から、今が旬の「泉州水なす」、「包近の桃」、日本の玉ねぎ栽培の発祥の地と言われる肉厚で甘みの強い「泉州たまねぎ」など、全国に誇れる地場特産品が数多くある地域でもあります。

 また、関西国際空港に隣接し、鉄道・幹線道路の整備が整った地の利を活かし、臨海地域の工業団地等への積極的な企業誘致も進められているとお聞きしております。

 このような活力と魅力ある当地において、税務行政に携わる機会を得ましたこと大変嬉しく、またその職責の重さに気の引き締まる思いでございます。

 

 さて、近年の社会経済活動の変容は著しく、税を含むあらゆる分野でデジタルの活用が急速に広まってきているところ、国税庁において、令和5年6月に「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション-税務行政の将来像2023-」が公表されました。

 税務行政の将来像では、納税者の利便性の向上について、これまで以上に「納税者目線」を大切に施策を講じることとしています。

 また、課税・徴収の効率化・高度化等、事業者のデジタル化促進の施策を進めていくためにも、先生方の御協力は不可欠と考えております。引き続き、連携・協調しながら、取り組みを進めていけたらと考えております。

 

 なお、国税庁の最重要課題の一つとして取り組んでいるインボイス制度の開始についても、いよいよ本年10月と目前に迫っています。インボイス制度では、適格請求書(インボイス)を発行できるのは、「適格請求書発行事業者」に限られ、この「適格請求書発行事業者」になるためには、登録申請書を提出し、登録を受ける必要があります。

幸いにも岸和田税務署は、先生方の御協力によって、6月末時点で、課税事業者については大阪国税局管内の税務署の中でも高い登録申請割合であり、免税事業者についても制度開始に向け大幅に申請が増加してきていると聞いており、心強く感じております。

 引き続き、先生方におかれましては、円滑な制度の開始に向け、税務行政の良き理解者として、より一層の御理解と御協力を賜りますようにお願い申し上げます。

 

 結びに当たりまして、近畿税理士会岸和田支部の益々の御発展及び先生方の御健勝を祈念いたしまして、私の着任の御挨拶とさせていただきます。

   

近畿税理士会 岸和田支部

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